現在、家の日本淡水魚水槽で「無限のアクアリウム」のマスコットキャラクターというべきうなぎの「うな重」を飼育し始めました。
ペットショップで3カ月程度売れ残っていたうなぎが妙に気になってしまい、家にお迎えしましたので「うなぎの飼育日誌:初心者向け稚魚からの飼い方やエサやり完全ガイド」を紹介していきます。
はじめに
うなぎの飼育は、初めての人にとっては少しハードルが高く感じるかもしれませんが実はうなぎの飼育はとても飼育しやすいためアクアリウム初心者の方でもとても簡単に始めることが出来ます。
私も実際にうなぎを飼育していますので、ウナギの成長を楽しむために、一緒に始めましょう!
何故うなぎは飼育しやすいのか?
うなぎはとても生命力が強く、温度変化や酸欠、水質変化にも強い生き物です。
また、餌も数カ月食べなくても生きていられるほど空腹にも強いことが特徴です。雑食性のため食べられるものは食べる習性があり、特に餌に対して「特定の生き物を食べる」必要が無いのです。
つまり手や設備投資があまりかからない点からうなぎは非常に飼いやすい生き物と考えます。
うなぎはどうやって入手する?
飼育するうなぎはペットショップやアクアリウムショップで購入することが出来ます。
ただし、私も色んなショップを回りますがレギュラーとして品ぞろえしているショップはあまりなく、「たまたま」行ったショップで見かけることがある程度です。ショップにうなぎを購入したいけど入荷可能か聞いてみると良いかもしれません。
次に、うなぎを自分で釣ってしまう方法もあります。
釣りが得意な人であれば、たまたまうなぎが釣れたという人も多いと思います。うなぎは「汽水域」に生息しており、狙う際は汽水域を狙いましょう。汽水域とは淡水とわずかな海水が混じった地域になります。主に「河口」を目指してみると良いでしょう。
ペットショップでの入手をおすすめ
うなぎを導入する際はペットショップでの購入をお勧めします。
理由としてはサイズがある程度小さいものを販売していることが多く、餌付けや水槽での飼育に慣れているため、自宅に持ち帰っても問題なく飼育できる可能性が高いです。
釣ってきたうなぎの場合は、野生環境で育っているため環境変化についてこれず拒食や病気などストレスにより飼育が上手くいかない場合もあります。また、寄生虫や元から病気を持っている個体もいるためお勧めできません。
ペットショップでは1500円~3000円の間くらいで入手できることが多いです。
また、通販での販売をしているサイトもあります。個体を見れないことがデメリットですが、ショップ周りをする手間暇が軽減されるので検討しましょう。
うなぎの種類は?
うなぎの種類は多く、二ホンウナギ、オオウナギ、電気うなぎなど様々ですが、飼育するのであれば二ホンウナギが良いと思います。
小さい頃は20㎝くらいで細長い印象ですが、大きくなると90㎝程度にも成長するため大きさに合わせた環境が必要です。
オオウナギだと2m程度にも成長してしまい一般宅では飼育が出来ない可能性があります。
アミメウナギもペットショップで販売されていますが、二ホンうなぎとは違って温度管理などが必要なため飼育方法を良く調べてから購入しましょう。
うなぎの飼育に必要な物
うなぎの飼育に必要な物は蓋つきの水槽のみあれば十分ですが、二ホンウナギでも大きくなると90㎝水槽や120㎝水槽での飼育が必要になります。
20㎝から30㎝の子供の体長であれば60㎝水槽でも飼育可能です。あまり小さな水槽だと運動不足やストレスで拒食になったり体調を壊してしまうため余裕を持った水槽を選びましょう。大きさは個体にもよるので60㎝水槽でも生涯飼育は出来ることもあります。
蓋つきの水槽が何故必要かと言うと、うなぎの身体能力は高く多少の水槽の返しがついていても、外に飛び出してしまうからです。すぐに気づけば元に戻せばいいですが、外出中や就寝中は気づけないことが多いです。必ず蓋をした隙間もタオルなどで埋めるようにしましょう。また、水深を浅く保つことで、飛び出し防止の抑止にはなるのでお勧めです。
GEX AQUARIUM マリーナ幅60cm水槽SLIM MR600BKS-N ガラス水槽 W60×D27.5×H36cm ※蓋は別売り
寿工芸 寿工芸 コトブキ レグラスフラット F-900L
寿工芸 1200L SVX 4点 LED
水作 水槽の底砂 川砂 2.4kg
また、底砂ですがうなぎは潜る習性があるため、底砂を厚く敷いてしまうと隠れたようになってしまい、鑑賞の機会が少なくなってしまいます。特にこだわりが無ければ底砂は必要ないです。どうしても底砂を敷きたい場合は、田砂などの目が細かい底砂を1センチ程度敷くと良いでしょう。
適正な水温は?
アミメウナギの場合は25℃程度の温度管理が必要になってきますのでヒーターが必要になります。二ホンウナギの場合は特に温度管理は必要ありませんが、水温が低くなると水カビ病や冬眠の可能性があります。心配の場合はヒーターを冬の間は20℃設定くらいで入れてあげると良いです。また、夏場のうなぎは水温が高くなると熱に弱いため弱ってしまいます。部屋全体を空調管理するか、個別に水槽用のクーラーか扇風機で対応しましょう。水温30℃を超えてしまうと危険です。
GEX AQUA FILTER デュアルクリーン600 DC-600 静音水中ポンプ 2段階ろ過 60cm水槽用 上部フィルター
上の紹介している上部フィルターは60㎝水槽のため水槽にあったフィルターを使用してください。何故上部フィルターが良いかと言うと、うなぎの飛び出し防止を防ぐために蓋をして飼育する必要があります。その際に上部フィルターだと蓋を開けずに設置できますし、濾過能力も高いのでお勧めです。
水替えの頻度は?
水替えの頻度は単独飼育の場合だと2週間に1度の水替えで良いです。汚れがひどい場合は1週間に1度行いましょう。
水替えを行う場合は1/3の水を入替するようにしますが、うなぎは食べただけ排泄をしますので底砂に溜まっている排せつ物なども除去するようにしましょう。
うなぎの餌は何を与える?
うなぎは雑食性で何でも食べてしまいます。
生餌であれば、ミミズ・赤虫・メダカ・子赤などをショップで購入し与えると良いでしょう。小さい頃は冷凍赤虫など口に入れやすい餌を与えるがお勧めです。また、キャットやカーニバルなどの肉食性の人工飼料も根気強く与えて慣れさせておくと良いです。クリルなどの乾燥餌も好物なので与えてみるのも良いでしょう。
釣具屋さんに行くと冷凍されたオキアミや赤虫など購入できるためペットショップ以外でも意外と購入できます。
キョーリン 冷凍クリーン赤虫 1枚
餌を食べないのは何故?
うなぎは食欲旺盛で与えたら与えただけ食べる習性があります。しかし、水槽に入れたばかりだと環境の変化から警戒してしまい餌を食べないことが多いです。また、水槽を移し替えたりすることやむやみに触ったりなどすると数日顔を出さないことも良くあります。
うなぎは数カ月食べなくても餓死することは有りませんので、夜寝る前など様子を見て決まった時間に餌を与えるようにしてください。うなぎはかなり賢いので決まった時間に餌が来ることを覚えます。慣れてしまえば餌をおねだりする様子も見れますので、うまい距離感で飼育しましょう。
隠れ家を設置してみる
うなぎは夜行性で普段は岩陰などの隠れ家に住んでいます。暗くて安心できることがうなぎにとって大事なので、塩ビパイプなどをうなぎのサイズや大きさに合わせて設置してみましょう。うなぎの太さに対して塩ビパイプの太さを選んであげましょう。出来るだけしっくりくるサイズが望ましいです。
うなぎの複数飼育や混泳は出来る?
うなぎの複数飼育と混泳は出来ますが、絶対的に個体差(体格差)の注意が必要です。
うなぎは雑食性のため、複数飼育でも体格差が開いていたら、うなぎ同志食べてしまうことあります。また、混泳も同じで口に入る川魚の場合も食べてしまいます。基本的に複数飼育の場合は同時期に同じ体格差の個体を飼育することを前提に飼育をお願いします。で
混泳に関しても、小さめの川魚や稚魚は食べてしまいますので、口に入らない大きさの魚と混泳させることが必要です。
基本的には、長寿(10年以上生きる)であり、そこそこ大きくなるので単独飼育が望ましいでしょう。
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